紫隻鬼愛

□服
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「なぁ、似合うか?」

政宗、小十郎、幸村、佐助、慶次の前でかわいらしくくるりと回るのは元親。第二衣装を着てはしゃいでいる。

わぁ〜…脱がせにくそう…、と佐助と小十郎と慶次は思った。あと露出が減ったな〜残念、とも思った(最低)。

幸村は無邪気なので元親と一緒に喜んでいる。

「とっても似合っているでござる!!」
「だろ〜?」

微笑ましい子供二人に、邪気だらけの大人三人は肩を竦めて顔を見合わせた。そして奇妙なことに気づいた。



ある男が静かなのである。

ウザ宗…失礼、政宗なら自分達と同じことを思い、かつ口に出しそうだが─…と三人は本当に失礼なことを思った。

ちらっと政宗の方を見ると、隻眼で一心に元親を見つめていた(むしろ睨んでるっぽかった)。






「政宗様?」

小十郎が呼びかけても反応しない。

「おい、政宗!」

慶次が政宗の肩に手を置く。

「Shit!邪魔すんじゃねぇ!」

慶次の手を振り払い、また目を元親に向ける。

「邪魔ってなんの?」

佐助が不思議そうに尋ねた。

「Honeyの身体を想像(妄想)してんだよ」




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