紫隻鬼愛

□昼休みの風景
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「あらゆる権限を駆使して元親を、」
「言うな!皆まで言うなァァ!!」

佐助は危険を察知して、ツッコミという名のヘッドロックをかけた。

「ぐはぁッ!!」






「Shit!いきなり何しやがんだ、このガキ」
「人として当然のことだよ旦那」

不満たらたらな政宗に、冷ややかに答える佐助。

「旦那はさぁ、頭もいいし運動もできて顔もいい──」
「俺ほどperfectな人間はそうはいないだろうな」
「おまけに自分に自信も持ってる─…素晴らしい長所がいっぱいだよ」

褒め言葉のオンパレードに、先ほどの狼藉は忘れてやろう、と政宗は気をよくした。

「…………でも」






「変態っつう唯一にして最大の短所で全てが台無しなんだよ!!」

叫びながら今度は諫言という名のシャイニングウィザードを政宗に見舞う。

「がはァッッ!!」

その業界の人もびっくりするほどきれいに決まった。更に天誅という名の数々の攻撃技が続く。

どうやらストレスは限界に達したようですね。

次々と繰り出される技にクラスメートが拍手喝采した。おそらく、美技へというより、あほな会長をのした事実への讚美だと思われる。




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