紫隻鬼愛
□服
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「「「………………ハイ?」」」
意味がわからない。首をかしげる三人に政宗は語り始めた(目線は相変わらず元親に)。
「あんな重ね着してるのに、あの線の細さ…」
「ま、政宗様??」
「脱がせたらほっそりとした腰が…」
「龍の旦那……?」
「透けるような肌が…」
「政宗、おい」
普段露出しているとはいえ、こんな風に語られるとは元親も思っていまい。部下や友人が話しかけるのを無視して政宗の語り(猥談?)は続く。
「…pinkの乳首に触ってやれば、かわいい声で啼くんだぜ…」
目と内容がヤバくなってきた。──まと宗(まともな政宗のこと。対義語:ウザ宗)が姿を消している。ようやく気づいた小十郎達。
「下も脱がせて─…oh恥ずかしがらなくてもいいんだぜhoney」
脳内の元親に話しかけている(しかもなんか怪しい手つきをしながら)。
「Voiceもいいが、faceもいいな…」
ニヤニヤ笑い出した(気持ち悪い)。何が嫌ってハアハア言いながら、姿勢がだんだん前屈みになっていくことである。