永遠の小夜曲(セレナ-デ)

□7日『天川羽衣』
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鳥の鳴き声で俺は目覚めた。夏休みだってのに、忙しそうに鳴いている。
ああ、そうか。鳥に夏休みはないのか。
今日も特に予定もない。この前はどうなるかと思ったが、なんともなかった。
7月20日とはなんだったのか。
自分に説明も終えたし、二度寝でもしよう。
てか、なんか腹が重いな……

「起きてください」
少女のような声がする。
「起きてください!」
アラームこんなのにしてたっけ?
「早く、起きてください!」
「あ゛あ゛〜!!うるさいなぁ〜!朝っぱらから誰だよ!!」
目を擦りながら起き上がった。
「起きるの遅過ぎです!」
そう言っているのは、多分小さくて可愛らしい少女だろう。それがいい。エロゲっぽい。
ゆっくりと目を開けた。
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