せいやの小説
□ブクブクアメ
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男「どうした?」
妹「あの人……」
少年「……」ボー
男「あの男がどうした?」
妹「変」
友「そうです、私が変なおじさんです」
男「黙ってろ。もしかして例のストーカーか?」
妹「…分からない。でも、怖い」
友「ま、まあ、気にするなって」
男「そうだな。こんな街のど真ん中で騒ぎなんて起こさないさ」
友「でもさ、最近物騒だろ?この前、動物が殺されたし、そういう事する奴って、後々事件を起こすって聞くぜ?」
妹「……」
男「アホ!煽ってどうする!?」
友「ゴメンゴメン、冗談だって。きっと大丈夫さ」
兄「それになんかあっても兄ちゃんが守ってやるから」
妹「うん……」チラッ
少年「……」ギロッ
妹「ひっ!」ビクッ
男「どうした!?何かあったか!?」
妹「め、目が合った…」
男「だから気にするなって」
妹「……」チラッ
妹(アレ?いない?)キョロキョロ
男「どうした?また目が合ったか?」
妹「う、ううん」フルフル
男「ホラ、コレやるからとりあえず落ち着けよ」
妹「あ!ブクブクアメだ!」パァァ
妹「食べていい?」ワクワク
男「お前以外食べないだろ。あいつは甘いの嫌いだし」
友「呼んだか?」
妹「じゃ、いただきま〜す」パクッ
男「どうぞ」
友「二人の世界ね」
男「黙ってろ」
妹「ふっふっふ〜ん、ふっふっふ〜ん、ふっふっふ〜ふふ〜ん♪」コロコロ
男(大丈夫そうだな)
友「オーイ!何やってんだよ!?早くカラオケ行こうぜ!」
男「帰るんじゃないのか?」
友「まだ時間あるしいいじゃん」
男「…どうする?」
妹「わらひはらいじょうぶらよ」
男「じゃ、行くか」