消せない温もり。

□消せないぬくもり。番外編
1ページ/1ページ









…5・4・3・2・1・0!!!






――Happy New Year!!!













盛大な歓声と共に打ちあがる花火。


世界中の人々が歓喜する瞬間。


新たな年明け。


私の隣には最愛の貴方。


これほど最高のシチュエーションはないだろう。


そして思い切って言う。


「…大好き」


言ってやった…!


気恥ずかしい思いで、背の高い貴方を見上げる。


どんな表情をしているんだろう。


驚いてる?


そりゃあ、そうよね…。


「?うん、僕も好きだよ」


「……いや、なんて言うか……」


見上げた貴方は、気持ちが良いくらいの笑顔で私を見ていた。


「君は大切な妹だからね」


「…ソウデスカ」


諦めない…。


貴方がいくら年が離れて、天然だからって、想いが通じないわけじゃない!!


今年の目標は想いを(完璧に)告げること。


私はため息をつきながら、今年の目標を立てたのだった。




新たな年明けは自分の革命の時。



end

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ