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□甘いお誘いv
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「やーだもう!やめてってば、あはは!」

「嫌だ。ほら大人しくするんだ。」

・・・どうにかしてくれ・・・

「ちょっとっ!
アレルヤ見てるー!ティエリアっ!」

「名無しさんが大人しくすればいいんだ。」

このバカップルから・・・

「解放してくれぇえええ!!!」




甘いお誘い




久しぶりの休暇。
プトレマイオスに入っている休憩所に入った瞬間・・・これだ・・・

CBの仲間、今イスに座っているティエリアに後ろから抱き締められてる形でもがいているのは彼の恋人・・・日本人の名無しさん。

僕も最初はティエリアの恋人だなんて信じられなかったが・・・
休暇の度にこんなところを見せつけられれば嫌でも信ぜざるを得ない。

「名無しさん・・・また来たんだね(ニコ」

「アレルヤ〜やっほー♪」

「アレルヤ・・・悪いな。今部屋に行く。名無しさん!」

「うん♪じゃあねアレルヤ〜」

ティエリアに手を引かれ出て行く名無しさん。
ウィンとドアが閉まる・・・
と入れ違いにロックオンが入ってくる。

「っはぁ〜相変わらずお熱いなぁ・・・」

「ロックオン・・・」

「おう!いたのかアレルヤ!」

「あぁ。」

「にしても、仲いいよな〜あの二人。」

「はは、そうだね。」

名無しさんは、ティエリアが女装してパーティに潜入した時に出会った一応令嬢。
の割には庶民的で親しみやすい。

明るくてにこやかな性格は、周りの空気を和ませる・・・

きっとそんなところが、ティエリアの心を惹いたんだと思う・・・。

「きっと今頃は、二人で楽しんでるよ(ニコ」


〜一方ティエリア自室〜

「ティ〜エリア!」<ぎゅむっ>

「! どうした?」

「さっきのおかえしー!」

「クス)・・・で?どうして欲しいんだ?」

「あれ?バレた?」

「名無しさんが抱きついてくる時は大体何か企んでるときだからな」

「企んでるって言い方ヤダー!
でもいいや・・・・・んっ!」

名無しさんはベッドに座ったまま首だけを上に向けた。

「?」

「むぅー解んないのー?」

「何をするんだ?」

「じゃあ・・・はい。」

今度は目を瞑った。
そこでようやく理解した。

「なるほど・・・」<chu☆>

「んっ・・・えへ・・・///」

「じゃあ今度は名無しさんから。」

「ぇえっ!出来ないよーっ」

「じゃあもうしてやらないぞ?」

「むーわかったよー・・・
目・・・閉じてね・・・?」

「あぁ・・・」





それは

甘い甘いお誘い・・・


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