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□猫になっちゃった!?
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猫になっちゃった!?
「みゃーあ」
甘えた声ですりよってくる黒猫…
綺麗な艶な毛と銀色の瞳が私の彼氏、
雲雀さんにそっくりなのです!!
と言うことで、
「はぁあ〜ニャンコかわゆい〜vV」
癒され中の私、名無しさんです!
かわゆいニャンコは、私が手招きしたら膝に跳び乗って来ました!
あ!ちなみに今は応接室です!雲雀さんに待ってるように言われました〜
「ニャンコ〜のらかい?首輪ないけど…」
「みゃあー」
「あ〜!かわゆい!!のらなら良いよね?
良いよね?飼いたいな〜vv」
「み゛ゃ!?」
冗談じゃない。僕が君に飼われる?
君を飼うの間違いじゃない?
まあ…無理もないか。なにせ僕はいまこの(猫)姿だしね…
ってゆうか、僕だって気付かないなんて…
君、僕の恋人失格じゃない?
黒猫は…何故か猫化した雲雀さんでした…
「ニャンコ〜よしよしv
かわゆいね〜v名前は何がいい?」
「みゃあ」
恭弥だよ。…って、分かるわけないか…
はぁ、まあどうせまた赤ん坊の仕業だろうし…後で赤ん坊の所に行けば良いよね?
ちょっとの間なら、名無しさんの相手をしてあげるっていうのも悪くないかもね。
「ん?あ〜そっか。
雲雀さんに似てるから『恭にゃん』なんてどーでしょーかっ」
「み…みゃー…」
は?何それ?
名無しさんはネーミングセンス無いの?((自分の鳥にヒバードってつける人が言いますか…(汗) ))
「恭にゃ〜んv<なでなで…>
おとなしくていい子だね!恭にゃんは♪」
「みゃーあ」
だってそうするしかないでしょ?
それに、名無しさんの膝の上…悪くないしね。
「あ…でもウチ…ニャンコ飼えるかな?
中途半端にかまって…飼えなかったらどうしよう…」
「みー」
ワォ!余計な心配だね。
別に飼って欲しいなんて誰も言ってないよ?
「恭にゃん…わかった!ココ(応接室)で飼えばいいんだ!!大丈夫!鬼の風紀委員長は…私がなんとかして説得する!」
「みゃう…」
鬼の…?名無しさん…いい度胸だね…
後で咬み殺す…
「恭にゃん♪」<ぎゅむぎゅむ!>
「み゛ー!み゛ー!」
痛い!何抱き締めてるの!?
離しなよ!名無しさん!!
「み゛ゃう!!!」
「きゃうっ!あ…恭にゃん怒っちゃった!?」
名無しさんは僕を離すとおどおどした…
「みゃうっ」
僕はすかさずテーブルに避難した。
全く…ちょっと調子に乗りすぎなんだよ名無しさんは…
「恭にゃん…ゴメンね;;
…戻って来てくれない…?」
名無しさんが膝をポンポンと叩く。
誰が行くか と思っていたけど、名無しさんが見つめてくるから…しょうがない…しょうがないんだからね?
<ぴょんっ>
「みゃあ!」
また抱き締めたりしたら許さないよ。