本
□ごち。
1ﾍﾟｰｼﾞ/2ﾍﾟｰｼﾞ
Ｓアルト注意
「シェリル、お前は可愛いと思う」
「え？」
「一見強気だけど、実は寂しがりやだし、今着てるワンピースだって凄い似合ってると思う」
「あ、え、ありがとう…？」
アルトは真剣な顔をしてそう言った。
ていうか、アルトってこんなキャラだっけ…？
アルトの部屋ってだけでちょっと…ほんとにちょーっとだけ！
…ドキドキしてるのにそんなこと言われたら凄く…恥ずかしい、かも。
そして、すごい見つめられてる…！
「でも、なんでそれはくんだ？」
アルトが指差したのはレギンス。
ワンピースに下にはくのはおかしいかしら…？
「え、変？」
「わざわざ生足隠すような真似しちゃダメだろ。」
…………………え？
見た目では可愛くダメ、なんか言ってるけど内容どうしたのよ。
こいつ、本気でアルトなの？
だって生足なんて言うキャラじゃ…！
「生足の方がそそるしな」
「そ…！」
「ニーハイもなかなかだな」
「ふ、太いから見ないでよ！」
体育座りをしてそっぽを向くシェリル。
今日のアルト、なんかおかしい。
私のイメージでは、わりと純情で、手を繋いだりキスするだけで顔が紅くなっちゃうんだと思ってたのに！
「太ってねぇよ、むしろすげぇ細い」
「きゃ！」
「仮に太ってたとしても、それはそれで柔らかくて好きだ」
イメージは違ってたわ。
アルトは純情の、じの字もないわ！
純情な人が後ろから抱きしめたり、足を厭らしく触ったりするはずがないもの！
「ということで」
「…？」
「いただきます」
「ちょ、きゃっ、どこ触って…！」
いただきます、って食べないでよ！
ていうかさっきからアルト、耳元で喋るからくすぐったいじゃない！ばか！
「やっぱシェリル可愛いなー」
ごち。
→おまけ