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□1週間分のキスを君に
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ランカちゃんとクランさん、それにナナセさん達と1週間だけ旅行にいってくるわ。
そう行って私は家を出た。
アルトと同棲することになって早半年、毎日一緒にいたせいか、1週間も会えないとなるとやっぱり寂しいもんなのね。
(絶対に言ってやらないけど!)
早く帰ってアルトの顔、見たいなー…
あ、お土産買わなきゃ!
やっぱり食べ物が喜ぶかしら?
「どうしたんですか?シェリルさん、楽しそう。」
ランカがにやにやしながらシェリルに問う。
「え?や、美味しそうだなって…」
「え〜?それだけですか〜?」
「…彼氏と早く会いたいんじゃないか?」
クランも会話に入ってくる。
「え?…そりゃ、まぁ…
って、違うわよ!そそそんなわけないじゃない!」
「お前、あれだけドラマや映画に出てるのに、変なとこ大根役者だな…」
「なっ!」
クランがあきれたように言う。
ランカは不気味な笑いを浮かべ、シェリルに近づいて来る。
「ふっふっふっ……」
「会いたいんですね……」
いつの間にか、ナナセまで参加している。
「え、なに…え、怖っ…」