Love you
□その13
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あーあ、もう夜10時か。
今日は遅くなるって家に連絡はしといたけど、なんかこんな遅くなるとは思ってなかった。
あたしと財前はとりあえずリビングでテレビを見ながら他愛もない話をしてた。
財「なんか肉ばっか食っとったから、なんか別の物が食べたい……」
「まだ食べるのかい!あたし何か作ろうか?料理得意だけど」
財「ほんまか?じゃあそこ置いてあるのでぜんざい作って」
「……は?」
財「いいからはよ頼むわ」
「あ、ああ、うん」
ぜ、ぜんざいって!笑
「ぷっ」
財「なに吹き出しとんのや」
「や、面白いなあなんて思ったりしただけ(笑)」
財「ふーん…」
あらあら?
なんか財前君、顔赤くないですか?いっちょまえに照れてるんだ!可愛い(笑)
そしたら目があって、お互いに目をそらす。
あたしまで赤いじゃん。
ま、いいや。
早く作ってあげよ!
手早くぜんざいを作り、財前の前に出した。
「できあがりっ♪」
財「お!」
「初めてだったけど結構うまくできたよ」
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