Love you
□その16
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やばいやばいやばいっ!!
もうすぐ白石先輩来ちゃうってのに!
まだ家に着かない!
立海大の皆さんが泊まってる宿、意外と遠かった!
結局家に着いたのは9時になる10分前くらい。
着替えなくちゃ!
こんなラフな格好は駄目だ。
あたしは、昨日のうちに選んだ、自慢のお気に入りの服に着替えた。
あ!髪も整えなくちゃ!
てゆーか、朝ごはん食べてないっ!
とか思いつつ髪をセットしているときだった。
ピンポーン
やば!来ちゃったよ。
「は…は〜い」
と言って鞄を手に玄関へ向かった。
ガチャ
「由奈ちゃん、おはようさんっ!お、かわええなぁ、その服」
「あ、ありがとうございます」
「なんや、疲れた顔しとるな。大丈夫なん?」
「だだだだ大丈夫です」
白「ほんまおもろいなぁ、由奈ちゃん。ほないこか」
そのまま白石先輩についていった。
「後ろ乗りぃ」
「いいんですか?」
「全然かまへん」
「は、はい」
う〜…めっちゃ緊張してる。
この緊張、財前の家に行ったときぐらい半端ない…
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