Love you
□そのさん
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今日は女テニの大会。
地区予選を勝ち抜いたあたしたちは、さらに強いところと戦うことになった。
その一回戦がきた。
「いってきます!」
自転車で現地集合した。
後輩は先輩達よりも早く来ないといけないので早めに家を出た。
四天宝寺女子テニス部のユニホームは黄色だ。
着いたときには他の同級生も揃っていた。
その中でただ一人レギュラーのあたしだけ、黄色の服に身を包んでいる。
「由奈、おはよ」
「おはよー」
「頑張ろうねっ」
「がんばろー」
ふあぁ〜あ、とあくびをしていたら、後ろから声をかけられた。
「由奈ちゃん、おはようさん」
「あ…おはようございます」
振り向くとそこには四天宝寺の男子テニス部員たちがいた。
声をかけてきたのは白石先輩。
「先輩達、今日部活は?」
金「今日は、休みやでーっ!!」
遠山君が見事なはしゃぎっぷりを見せる。
ユ「白石が応援行こうやって聞かんかってなぁ…」
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