Love you

□そのなな
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白「今日はこれでしまいや。みんなお疲れさん」


「お疲れ様でした」




財「…行くか」



「え…うん」



財「ほな今日は俺が橋本を送りますわ。ほなさいなら」


と、財前はあたしの手を半ば強引に引いて学校を出た。



「ずいぶん、強引なんだね…っ」


「先輩達帰り始める前に帰らな、あとあと面倒なるで」



「まあ、たしかに」



けど、こうして隣で歩くの、かなり緊張する。


すれ違う女子はみんな財前のこと見てるし、同じ学年のやつにも会ったけど、『恋人か?』みたいな目で見られるし。




なんか複雑…。


「着いたで」


あ、意外と普通の家。



「お、お…じゃましまーす」



「なんもそんな緊張しなくてもええんやけど」


「べっ…別にしてないけど…」



「そうか?ま、ええわ。遠慮せんと上がって」




まあ、せっかくの誘いだし、乗らないわけいかないし。


ましてや財前からの誘いだってのに。




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