Love you
□そのきゅう
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ぱち
目を覚ますと暑苦しい太陽が照りつける屋上に寝てた。
横を見ると財前が寝てる。
って、んん?
これって腕枕だよね?
何で腕枕してもらってるんだろ、なんか記憶ない。
寝ぼけてたのかな。
とりあえず体を起こし、時間を確認する。
あれ、四時間目だ。
随分と寝ていたらしい。
「んー…う」
財前が目を覚ました。
「あの!ごめんね」
とりあえず謝ったけど財前は当然の如く
「あ゙?」
って。
寝起きは機嫌悪すぎる。今度から寝起きはしばらく放っておこうかな。
なんて思ってたら、意外にも財前から話しかけてきた。
「眠れた?」
「…おかげさまで。てか、腕枕、なんかごめんね」
「いや、別に。頭軽すぎますわあんた。そないな頭やとテストでも点数取れへんやろ」
重いって言われるよりはマシだけど…なんか褒められてるのかけなされてるのかイマイチわからない。
「あんたよりは点数いいけどね」
「ほなら、次の期末テスト勝負や」
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