Love you
□その18
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「……う…ん…?」
目を開けると見慣れたような見慣れないような天井が。
あれ、ここどこだ?
起き上がってあたりを見渡した。
保健室、だよね。
そういえばあたし。
ベンチに座ってから記憶ないじゃん!誰かつれてきてくれたんだ。
誰だろう?お礼言わなくちゃ!
時計を見るとなんと夕方の6時を過ぎている。
あたしが、最後に時計見たのは10時ちょっとすぎくらいだから……
あたし、そんなに寝てたの!?
慌ててベッドから出ようとしたら、
ずるっ
滑り落ちそうになってとっさに手を出した。
が
財「なにしとんのや」
あたしの服を軽々と掴んで、落ちそうになったところを支えてくれた財前。
て、練習終わったよね?
なんでここに?
辺りをよく見渡すと、財前だけでなく白石先輩に謙也先輩、一氏先輩と金色先輩もいた。
白「気ついたみたいやな」
謙「ほんま、一時はどうなることやと思ったわ」
小「由奈ちゃんたら、なかなか目覚まさないんだものっ!気うしのーてる聞いてアタシえらく心配しとったんやでぇ」
ユ「浮気か!死なすぞ」
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