Sweet
□俺の初恋は君
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「今日も部活やなー」
「そや白石、今日幼なじみ来るんやて?」
「ああ、もうすぐ来るで」
「あれか…あきちゃん?」
「おぉ、そないな名前やったな。前に会うたことあるでぇ」
「謙也さん、惚れてんとちゃいましたっけ?」
「ほ…惚れてへんわ!」
「美人やなあ、とか言うとったやないすか」
「それは言うたかもしれへん」
まったくこいつらは。
まあ確かに幼なじみと言えどあきは美人なのは確かや。
謙也があーだこーだ騒ぐんはわからなくもない。
「あ、あれあきちゃんとちゃう?」
校門付近であたりを見渡してるあき。
「おーい!あきちゃーん!!」
と、謙也が叫んだ。
「…あれ?蔵ノ介ーっ!!!」
謙也のことは完全無視して俺に駆け寄るあき。
身長は相変わらず伸びてへんし、黒くて長いストレートな髪。
昔と全然変わらへんな。
「久しぶり!」
「久しぶりやな。元気やったか?」
「もち!そっちは?」
「見た通り、元気すぎるで」
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