PLAYERSU

□2人でなら大丈夫
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「あなたに関わるとろくなことがないわ」


初めてみくに言われたのはこの言葉だった。


正直女の子はたくさん寄ってくるけれど誰かしらにはそう思われているんじゃないかと思っていたから平気だと感じていたけれど、実際言われてみると結構堪えた。


女の子は大概みんな俺にいい顔してるからというのもあった。


だから俺もモデルの営業スマイルで女の子たちの相手をしていた。


俺が"本気"になれることなんていったらもうほんと、バスケくらいしかなかった。


俺の顔や容姿を見て興味本位で寄ってくる女の子たちを本気で相手にできるわけがなかった。


でも、みくはそんな俺に"わたしに関わらないで"と言った。



俺、みくに対しては特に何もしてないのにめちゃめちゃ毛嫌いされてて正直最初は何だコイツって思った。




それが変わったのはつい最近。きっかけは俺が教室で複数の女の子たちに囲まれて喋っているときだった。




ふと視線をそのまわりに送ると、どういうわけかみくと目が合った。


とても寂しそうな目をしていた。


自分には関わるなって言っておきながら何で、そんな寂しそうな目つき……。



そう思ったがすぐにフイッとそらされてしまった。


でも俺はその眼が忘れられなかったんだ。





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