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05/11(Tue) 19:35
†刻(トキ)の羽根混沌の使者再び†




鶺鴒計画………それは108羽のセキレイが自ら捧げた葦牙と共に闘い闘い抜いた最後の一羽だけが葦牙を嵩天へと導き葦牙は世界の命運を手にすることが出来る物語ーーー


これは、この物語の成れの果てを見届ける一羽のセキレイの物語である………



M・B・I神聖の間ーー

「108羽のセキレイ達よ私に見せてくれ新しい神話を可憐な戦紀を奇跡のラブストーリーを!!」

神聖なる教会といった場所に叫ぶ白きマントに眼鏡をかけた白髪の男の前には崇拝なる柩が開いた状態で中には純白の髪をした一人の青年が眠っていた

「さぁ、長き眠りから起きたまえ…セキレイNo.∞よ!」

教会全体に男の叫び声が響くと柩に眠っていた青年が目をゆっくりあけた

「…ん…ふわぁ〜…誰だ俺を目覚めさせた奴は…?」

少し未だ眠気が覚めないのか目を擦りながら体を起こす青年の瞳は血のように真っ赤な紅と髪と同じ純白の白に少し小顔が特徴の青年だった

「久しぶりの目覚めはどうかね?神が造りしセキレイNo.∞ ゼロ・デュオルよ」

ゼロ「んだょお前か御中…それにその名で呼ぶなと言った筈だが?」

目覚めが悪い青年は殺気混じりを御中にぶつけた

御中「うっ…あ、相変わらずスゴいねぇ…零君」

零「ふん!それより何故俺を起こした?俺はもうお前の遊びには付き合えきれないと言い眠りについたハズだが!?」

過去に何があったのか定かではないが青年はものすごい嫌な顔で御中を見た

御中「ま、まぁまぁそんな顔をしないでくれ零君!君にはとあるゲームの行方を見届け欲しいんだよ」

零「ゲームだと?」

御中「そう!その名は鶺鴒計画!!108羽のセキレイを闘わせ最後の一羽には葦牙を嵩天へと導き導かれた葦牙は世界の命運を手にすると言うゲームだ」

零「ほぉ〜これはまた斬新なゲームを考えたな御中」

御中「ふふ〜ん!何せ私は新しい神話と可憐な戦紀と奇跡のラブストーリーが見たいのだよ零君!だから君には「その結末を見届けて欲しいと!違うか?」う、うむ…なかなか賢いじゃないか」

零「御中お前俺が何百年生きていると思ってんだ?」

御中にバカにされたことに腹をたてる零は辺りを見渡した

零「おい、俺の剣はどこにやった!?」

御中「剣は君の柩の中にあるが?」

御中は柩の中を指さすとそこには鞘が赤い刀が一つ零が寝ていた隣に置いてあった

05/11(Tue) 19:42


零「あった!あった!」

御中「どうして零君は刀持つよりか立派な力があるのに〜」

零「別に気に入ってんだから気にするな!それより腹減ったからメシ食わせろ」

自分勝手ぶりを見せつける零にため息がでる御中はしぶしぶ零を案内した


大広間ーーー

零「モグモグ…ガツガツ…ゴクッ…ゴクッ…ぷはぁー!なかなか美味かったぞ!こんな美味いもん食うたのは何十年ぶりだろうな!?」

上機嫌になった零を御中はあるリストを差し出した

零「なんだこれは?」

そう言いつつペラペラとめくり出した

高美「あ、ああ…もうあの子達は立派に育ったよ 」

零「そうかそうか!」

高美「それより御中なぜ零を起こした!?きっちり説明してもらおうか…って、いない!?」

ふっと振り向きながら御中を見るもさっきまで椅子に座っていた御中は忽然と消えていた

零「ははは、してやられたな高美嬢ちゃん!」

高美「くぅーーあ・の・クソ眼鏡野郎ぉ〜〜!!」

般若化になる高美を零はケラケラと腹を抱えて笑っていた

零「あははは!そんなに怒んなくても俺が説明してやるよ!御中が何故俺を呼び起こしたかをな」

高美「なっ…なんで零がここにいる!?今は確か深き眠りにーー「あぁ、俺を起こしたのは御中だ」御中が!?御中どういうつもりだ!?」

険悪化した高美と言う女性は御中に食ってかかった

零「まぁまぁ、落ち着け嬢ちゃん!起こしたのは御中だが俺は久しぶりのシャバに出られて満足だ!」

クシャクシャと高美の頭を撫でる零

高美「よ、よしてくれ!!///私はもう子供じゃないんだよ!」

零「ははは、そうだったな!それで元気にしてるのかお前のガキ達は?最初にあったのは5、6歳だったか?」

零「ふん、まぁいいお前がどうこうしようと俺には関係がないからな…それに俺はお前に言われなくても見ていてやるさどんな結末か気になるからな」

最上階から外の景色を見つめる零にいきなりドアを開く音がなり零は振り向いた

「御中いったい何をーーなっ!?」

突然ムリヤリ入ってきた女性は御中から零を見るや否や驚いた表情をみせた

「なっ…なっ…」

零「ん…おっ!?高美嬢ちゃんじゃねぇか!?久しぶりだなぁ!」

御中「それは108羽のセキレイリストだよ」

零「リストねぇ…おいおい…子供まで参加してんのか!?」

05/11(Tue) 19:54




108羽のリストを見ながら感想を述べる零だが御中は不敵な笑みをみせた

御中「フフフ…私が主催した権利を得たんだ大きさ問わず参加させたからね〜それに気になるセキレイも居たと思うが?」

零「あぁ、知っている奴もいたからな…御中お前…何が狙いだ?ただのゲームではないだろ」

御中「さぁそれは零君がこのゲームの結末を見届けたらわかるはずだよ」

零「ふん、まぁいいお前がどうこうしようと俺には関係がないからな…それに俺はお前に言われなくても見ていてやるさどんな結末か気になるからな」

最上階から外の景色を見つめる零にいきなりドアを開く音がなり零は振り向いた

「御中いったい何をーーなっ!?」

突然ムリヤリ入ってきた女性は御中から零を見るや否や驚いた表情をみせた

「なっ…なっ…」

零「ん…おっ!?高美嬢ちゃんじゃねぇか!?久しぶりだなぁ!」

高美「なっ…なんで零がここにいる!?今は確か深き眠りにーー「あぁ、俺を起こしたのは御中だ」御中が!?御中どういうつもりだ!?」

険悪化した高美と言う女性は御中に食ってかかった

零「まぁまぁ、落ち着け嬢ちゃん!起こしたのは御中だが俺は久しぶりのシャバに出られて満足だ!」

クシャクシャと高美の頭を撫でる零

高美「よ、よしてくれ!!///私はもう子供じゃないんだよ!」

零「ははは、そうだったな!それで元気にしてるのかお前のガキ達は?最初にあったのは5、6歳だったか?」

高美「あ、ああ…もうあの子達は立派に育ったよ 」

零「そうかそうか!」

高美「それより御中なぜ零を起こした!?きっちり説明してもらおうか…って、いない!?」

ふっと振り向きながら御中を見るもさっきまで椅子に座っていた御中は忽然と消えていた

零「ははは、してやられたな高美嬢ちゃん!」

高美「くぅーーあ・の・クソ眼鏡野郎ぉ〜〜!!」

般若化になる高美を零はケラケラと腹を抱えて笑っていた

零「あははは!そんなに怒んなくても俺が説明してやるよ!御中が何故俺を呼び起こしたかをな」

高美を落ち着かせた零は自分呼ばれた事ややるべき事を説明した

零「これが俺が呼び起こされた理由と今後俺がやっていくことだ」

高美「そんなことの為に…零はそれでいいの!?御中に利用されて!?それにセキレイはあの子達は闘いの道具なんかじゃないのよ!?それを御中は…!!」

05/11(Tue) 19:58


零「なぁに俺は御中にわざわざ利用されるハメはしないつもりだ!それに誰の指図も受けないからな!ま、高美嬢ちゃんや数人には聞いてやらんこともないが♪」

笑顔で答える零に少し安心感を見せた高美は少しだけ微笑んだ

高美「フフフ…ほんと相変わらずねアナタは…」

零「そうだな…それじゃあ俺は出て行くとするか」

高美「えっ…!?どこに行くつもり零!?」

急に出て行くと言い切る零に戸惑いを見せる

零「どこにって…どっか!昔と同じ俺は風の行くままに行くつもりだ…またな」

小さくドアを閉めM・B・Iから姿を消したのだった


あれから一週間ーーー

零「腹減ったァ〜〜」

新帝都中央駅に腹を空かせた零はいた

零「いや〜マジで失敗したぜ出て行くときに金を貰うのを忘れていたとは…トホホ…」

自分のマヌケさに呆れつつもどこに向かうわけもなくただ歩いていると目の前には人集りが出来ていた

零「なんだぁ?」

少し興味津々に人集りに近づいていくとそこには禍々しい交通事故が出来ていた

零「おいおい、ずいぶん派手にやったみたいだなぁ」

目の前には乗用車と機材を積んだトラックとの正面衝突だった辺りには積んでいた機材などが散らばっていた

零「運もねぇ奴らだ…ん?」

見るだけ見て立ち去ろうとしたがある言葉に耳を傾けた

「ゆいーー!!!」

母親らしき人物が泣き叫びながら正面衝突した車に叫びだす周りの人集りも騒ぎ出す

「誰か!?ゆいを私の大事な子供を!!」

懸命に叫ぶ母親に零は何を考えているのわからずただずっとその母親をみていた

零「…やっぱり人間は脆い人だ…けどそれもまた廻る運命(歯車)の1つか…」

小さく喋り終わると左目を瞑りもう片方の真っ赤に燃える紅い瞳から鳥の紋章らしき物が浮かび上がった

零「“偽り鳴き至福”」

唱えた途端に辺り全体の時間が止まったかのように人々はまったく動いていなかった

零「さてとタイムリミットまで時間がないし早いとこやるか」

止まった人集りをスムーズに掻き分けながら交通現場に進んでいった

「うっ…うぅ…お母さぁん…」

零「おぃ、嬢ちゃん生きてっか?」

「ケホッ…コホッ…お母さん…?」

乗用車の下敷きになっていた少女の目の前に現れた白髪の青年

05/11(Tue) 20:05


零「ざーんねん♪」

「お兄ちゃん…誰…?ケホッ…」

零「よっと…」

軽々と破損した乗用車を持ち上げそれを端っこに置き倒れていた少女に手を差し伸べた

零「立てれるか?嬢ちゃん」

「ううん…」

零「足か…痛いか?ちょっと待ってろ」

挫いた少女の右足に手を乗せると青い光が輝き少女は少し驚いた表情をみせた

零「どうだもう痛くはないだろ?」

「うん!ありがとう魔法使いのお兄ちゃん!!」

零「ああ、ほら」

少女を抱っこしまだ動かない母親の元に向かった

「お母さんどうしちゃったの…?ねぇ、お兄ちゃん?」

零「ここに居な!そしたらもう少しで刻(トキ)が動くからな」

クシャクシャと少女の髪を荒々しく撫でてやる

「…///…お兄ちゃん…ありがとう♪」

零「じゃあな」

ヒラヒラと手を振り去ると時が再び動きだし止まっていた者はこの不可解な出来事に深く記憶に残った

M・B・I社長室ーーー

高美「どう責任をとるつもりだ御中!?彼を野放しにしていてもいいのか!?」

御中「落ち着きたまえ高美君!彼は零君の性格をわかっているだろ?」

高美「た、確かに…だが零…零の力は強大だ!他の子達では次元が違う!もし怪我でもさしたら私は御中お前を許さないからな!?」

御中「やれやれ、昔は仲がよかったのに今では危険子扱いとは零君も苦労するねぇ…」

零「くしゅん!!なんだ風邪でも引いたか?しっかし真夜中とはいえ寒いな…」

いつの間にかブラブラと歩いていると夜になっていたが零には何一つ関係がなかったがやはり3月の夜は冷たかった

零「あーあー…誰一人いねぇ…ん?この感じは…」

何かを感じ取った零はその場所にと向かった

「くっ…しつこい奴…消えな!」

手に持つ二丁のデザートイーグルから弾丸が放たれた

「フフフ、あなたの攻撃なんて当たらないわ!“鎌鼬”!!」

無数の風の刃が意図もたやすく弾丸をはじき出した

「なっ…しまっ…キャアアアア!!?」

零「おぉ、やってるやってる!ほぉ、二丁拳銃と鎌か…これは分が悪い対決だな!しかも羽化前とは」

古びた廃屋から闘いを高みの見物をする零とその真下では激しい闘いが繰り広げられていた

「まだまだーー!!」

「効かないよぉ!!」

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