苺ノチ物語
□茶位 桃愛
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ドキドキドキドキ・・・
今私は1−5教室のドアの前にいます。
「じゃあ桃愛さん、先生が呼んだら入ってきてね。」
「はいい・・・」
小柄でぼっちゃりした観月先生は男の先生。
お世辞にも、
カッコイイ・・・とは言えない(笑)
だからこのドキドキは何があっても先生にたいしてではない。
ドキドキドキドキ・・・・・・
私は転校したことがない。
だから今、心臓がのどまできてる・・・
「桃愛さ〜ん!!」
「!!!!!はい!(焦)」
深呼吸、深呼吸。
落ち着いて、ニコッと笑って・・・
私はドアを開けました。
あぁ、一瞬にしてみんなの目線が茶位桃愛に注がれる。
転校したことは無いけど、転校生が教室にはいってくるのは体験済みだ、みんな好奇心いっぱいの目で転校生を見・・・る・・・はず・・・・・・。
「?!」
でも、印中学校の1−5のみなさんは、そうではなっかた。
二分の一が机をみつめ、
残りの二分の一が私をみつめ、
顔に嘲笑いを浮かべていた。