短編  下弦の月

□下弦の月  Epilogue
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   そこは寒くはないか?

   怪我をしてはいないか?

   貴様・・私をどう思う?

   不器用だと笑うか?それとも卑怯だと怨むのか?


   それとも・・・

   私のする事を、やはり、すべて許すのか?





















    



    何も言わない。
  
    傷つけたくないから  遠ざかる

    そんな愛し方しか  知らない

    もしも 再会できたならば

    ありったけの想いを込めて 貴様を見つめる


    それだけだ








    



    下弦の月が空に昇る。



    緋の眼

    あと7対。


   






       ----   了   ----

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