長編   Mask

□Mask 6.5
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  影の視点

ちょっと今回、難解でしたので解説をつけます。

※ 「影名・かげな」本来、いち分身に名前は無いが、複数の分身がいる場合、本体「眞名・まな」からの伝令の為に付けられる呼び名のことです。影分身が複数いることを、読まれたということです。自爆前に「・・・銀」と、ひとこと言ったのは、分身としては失格です。しかし、たくさんの分身を持っている「本体」はすごい使い手だぞ!と、誇示することで威嚇しています。
(これを言わせるかどうか、迷いました。シャドウの意地っ張りなところを影分身もそのまま持っているだろうなぁと思ったので、自爆直前に言いました。迷っているあたりは「・・・銀」という・・の間で表現^^でも、不安で、やっぱり解説^^)
 NARUTOぐらいの多重影分身には、いちいち影名は付けないでしょうけど^^シャドウの話しでは【駒】は【影】の呼ばれて来られる(「影、来い」の声のみ聴こえる)範囲を示しています。つまり、【駒】がシャドウの円の範囲となることが明らかにされました。以前、アンテナがピカのほうを向いているからな、と話していましたが、このアンテナは【駒】のことだったのですね。
 前回、ビスケに個室の円が普通の円よりも優先されると告白しています。だからこそ、ピカを求めてシャドウは急ぐ必要があったのです。

※  小竜は、いち分身。幼少期のクラピカは、ダイモンを童子「ワラベ」、   怪鳥、長龍のことを「長老の龍」の一文字をとって「オサ」と呼んでいます。長龍は、小竜に、竜が龍となり語り部として1000年過ごすことを命じられたときは新しい名を与えるとも話していました。

※ ダイモンは双子以上の子どもには付きません。

※ クラピカがいったい何時、シャドウが忍者だと気が付いたのかは今のところ言いません。ただ、Leaveの時に、既に、師匠の庵に置いてあった起爆札を拝借してこっそり持ち歩いています。隠者の書では、「貴様、水系だろう?」と、忍者の「月火水風雷土」の六系を理解していましたね。もしかしたら、わざわざあんな滝で修行をしていたのは、もしも墜ちても、下が水ならば安心というよりも、師匠が助けに来てくれるから大丈夫・・師匠は弟子の安全は護るのが普通だろう〜と、計算していたのかも? または、逆に、師匠が目を離していても水の流れの傍ならば、感知する事が出来るので、そこで修行しろ!と、言い渡したと考えるのも面白いですねっ? 






・それから、これは、ちょっとオマケなのですが、最初っから師匠目線で読むと面白いので紹介します^^

「夢の断片」でハンゾ−がクラピカの背中のツボを押して自白させようとしました。これを見た師匠はすぐにハンゾ−の腕を引き抜いています。しかも急いでクラピカを抱きかかえて消えました。ハンゾ−とシャドウが接触したのはここだけです。この時、最初の【影抜き】をされました。

「夢のパ−ツ」で水のカプセルを護衛していたのが、ハンタ−試験の時にハンゾ−を担当していた試験官マスタでしたねっ?マスタは反ネテロ派でしたねっ?この時はレオリオが頑張っていたので師匠は最後しか出ません。なぜならば、弟子を護る為とはいえ、リンセンを殺してしまった罪で拘束されていたのです。あいかわらずシャドウの評判は協会ではよくありません。ウイングがズシに「SはCを護る為にはなんでもします」と言ったのは、まさにこの事です。

「水の誓約」で、シャドウは、本部で「人を探している」と、離れ離れになったクラピカのことを胸に仕舞いハザマの件を片付けてしまおうとしていました。ヒソカが天空闘技場まで連れ戻し再会したものの、途中でピカを見失っています。ここでは登録のリミットが気になるでしょうから只今の時刻何時何分と書きました。実はシャドウが必死に欠けた影分身の配置を変えて捜索しています。弟子を失った自分の師匠を思い出して必死です。「師匠の円に私は掛からない出入り自由だ」とクラピカはクロロに言っています。しかし、「早く戻り、これ以上、心配を掛けたくない」とも。この時は影のしくみはハッキリとは知りません。遠くに行くと、もしもの時に助けが来ない、緋の眼になれば見失うが、碧目の時の保険くらいにしか解っていません。クラピカが動けば、影分身の配置が変わるんですねっ^^【駒】達が時間と共に必死に配置換えを行っていました。天空闘技場で師匠は「いつものように、俺はお前の影だ。すぐ傍に居て観ている。今回は、助けるとは限らない」と、不思議なセリフを言っています。既にいくつもの【駒】を失っていたと思えるセリフです。その後、ヒソカからの通話に、思わず「ピカ」と、呼んでいます。(^^)衝撃のセリフ「欲しい時に、貴様が居なかった回数だ!」これで、お互いを本当に必要だと認めました。

「Trick」ではペアの念を前面にもって来ましたので、ここで「影、来い」は読者のみなさんとシャドウとピカをしっかりと鎖で繋ぎました。
 

 それでは、ひきつづき お楽しみください。

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