オリジ小説

□第一話
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『ピーンポ〜ン♪♪♪』


楽しい楽しい夏休みの朝、豪邸とも言える程の大きな家にはインターホンの音が響いていた。






――――ガチャ…――――


……と音をたてて家から出てきたのは…何を隠そう!
この家の執事、家籐(やとう)さんだ!!


執事の仕事を始めて五年…21歳の時に執事になったって言ってたからー…今は26歳なんだね。



……よし、自己紹介でもしよう!!(ぇ





「朝比奈学園中等部二年、桐島 雛乃(きりしま ひなの)でぇーす!!」


「同じく朝比奈学園中等部、一年の神崎 竜穂(かんざき たつほ)です」


「同じく、朝比奈学園中等部三年、竜穂の姉の神崎 咲穂(かんざき さほ)でぇす」


「同じく朝比奈学園中等部三年!坂田 優次や(さかた ゆうじ)!!」


「ぉ、同じく…朝比奈学園中等部三年…、早川 吹雪(はやかわ ふぶき)だ……」






茶髪でツインテールの雛乃が自己紹介をすると、薄茶髪でショートの竜穂がノリにのって自己紹介をした


こんどは竜穂と同じく薄茶髪でセミロングの咲穂までも自己紹介をする


赤茶髪で少しロン毛、そして関西弁バリバリの優次は待ってましたと言わんばかりに食い付いてきた


そして黒髪で腰まであるロングへアーの持ち主吹雪は、ノリに無理矢理のせられたってカンジでしぶしぶ自己紹介をする





「クスクス…。皆さんの事はよく存じておりますよ。お待ちしておりました。今、陽夕様をお呼びしますね。……陽夕さ「呼ばなくてもここにいる。家籐、みんなの飲み物を大広間のテーブルの上に出しておくようメイドに言っといてくれる…?」…かしこまりました。」






陽夕に指示され、家籐さんは玄関から大広間へと移った






そして、陽夕様こと高眩 陽夕(たかくら ひゆう)は朝比奈学園中等部の二年生



祖母が外人なので陽夕はクォーターである



そのせいか、髪の色は少し金髪で、髪型は肩から少し上のゲゲ〇の〇太郎ヘアーを少し梳いた感じ



そして、父親が朝比奈学園の学園長で、母親は有名な会社の社長を務めている






まぁ、 毎日、何不自由なく暮らしているおぼっチャマ…ってトコかな?






「雛、おぼっチャマなんて言うな。それに誰が“ゲゲ〇の〇太郎ヘアーを少し梳いた感じ”だっ!!意味わかんないからっ!!!(どっちかっていうと、デ〇ノー〇の夜〇 月にちかいような…)っつーか一体誰に紹介してんだよ!しかも人んちの前ででけー声出して自己紹介なんかすんな!あほかおまえら!!いや、あほだな!!」


「あっれー?陽夕ってばいつから読心術が使えるようになったの?!」


「…雛乃、読心術ではなくて、おまえが思いっきり口に出しているんだ」


「嘘っ!!吹雪それ本当!?」








雛乃と吹雪が乙女同士で話をしている時こちらでは…





「おいおい、ひゆぅー。あほはないやろ、あほは」





陽夕の肩に手を置いて、しかめっ面する優次



その手を軽々とはらい、陽夕は真剣な顔でこちらを見た



雛乃と吹雪も話すのを止め、陽夕を見る







「一つ聞くけどさ…おまえらの持ってるソレ、なんだ………?」







一人一人が持っている様々な大きさの物を見て言う
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