Present
□お芋遊び
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―――――…
あーあ、もうお終いかぁ
「最後なんて空イきじゃん」
返事は無い。
気絶は駄目って言ったのに。
「まぁいいや、良いよね? またいつでもできるし」
そう呟いてルートの水筒にキスをする。媚薬なんてその辺でも手に入る。簡単だ。
「ルートすぐに効いちゃったし、もっと崩れてくれても…… あぁ、そっか」
ぽん と掌に拳を軽く落とす
「寸止めすれば良かったんだ」
結局、一時間は軽くルート1人でシたわけで。部屋は独特の匂いはするわで、ルートの服は汗と液でぐしゃぐしゃで、ついでに気絶ときたわけだ。
「俺演技ヘタだからなぁ〜 ちゃんと言えるか不安だよお」
ルートは… 放置、で いっか。
「またね、ルート 後でちゃんと迎えにくるから良い子で待っててね」
ちゅ と軽く額にキスをする。
まぁ手錠が填められてそう移動することはまずないだろうけど、
「シャツだけ置いていこう」
変な染みなんてついてたら嫌だしね
腕時計に目をやると、会議再開からちょうど30分が経過
皆起こってるかなぁ
「……起こってるよね〜」
ルートの姿を一度だけ見、俺はそこを後にした…