Present

□お芋遊び
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会議はやっぱりいつも通りだった



「ではこれから一旦休息をとる。その間、各国の提出するものを用意しておくように。以上、解散だ。」


そうして溜め息を尽きながら資料を整えるルートに、俺はへらっと両腕を尽きながら笑う。


「へへー♪」

「? どうか…したのか??」


楽しみだなー


「んーん。あ、ルートこの間俺ん家来たとき忘れ物してったよ」

「忘れ物?」



はい、コレ。と差し出したのは昨日持ち帰った水筒であって… もちろん中には飲み物を補充済み。


「ああ、今朝探したのだが… 見つからないわけだな。」

どうやら相当昨日の資料への記入等が大変だったらしい。細かいことも覚えてないみたいだ。


「ちゃーんと俺いれてきたんだ!偉いだろー」


「そう… だな、なんだ…その……昨日はすまなかった」

「ううん、良いんだ!」
「そうか、あれからちょっと気になってな……」


そう呟きながら水筒に口をつけるルート。




そう、もういいんだ。



だってさ、だってさ?

























もう手遅れだから

























「なんだこれは… 飲んだことのない――…」


そこまで言って、動きを止めた。 そこへちょうどアーサーが不機嫌な顔でやってくる。


「おいルート、お前何分の休憩かちゃんと言えよな!」

「あ、ああ… そうだっ………っ!!」


ビクッ

「ごめんねアーサー! 会議は一時間後にやるよ〜 皆にも伝えておいてくれる?」



「あっ、おいお前ら何処行っ……」












邪魔しないでほしいなー

なんて、ねー?
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