闇と光
□第二章
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少し歩くと井上は扉を開く鋭い目線を向けながら扉の前に立っている2人を見る幹部達。
土方と呼ばれた男性の横に座している優しそうな男性が、部屋に入ることを進め、2人はそれに従い部屋の中へ入り進められた通りの場所に座った。
広間に幹部が座っており昨夜会った沖田と呼ばれた男が2人に聞いた。
沖田「おはよう、夕べはよく眠れた?」と聞くと2人の内背の低い黒髪の少女が答えた。
千鶴「あ、はい…」
と少し驚きながらそう答えるとそれを見た沖田は笑いながら
沖田「見たいだね、畳みの跡がついてるよ」
からかいながらそういうとその少年は慌てて顔を触った。
斎藤「嘘だ、総司はあんたの部屋になんて行ってはいない。」
すかさずそう答えると沖田はつまらなそうな顔をしながら
沖田「あぁ〜あ、何で言っちゃうかな〜一君は。それにしても君は反応薄いよね、まだ寝てるの?」
緋村に向かって言った。
そうすると緋村は
緋村「貴方が来ていないのは知っていたので」
さして顔色も変えずにそう言った。
それのやり取りを見兼ねたのか眼鏡をかけた男性が総司に向かって言った。
山南「沖田君、からかうためにここに呼んだのではありませんよ、詮議の為に呼んだのですから、局長話しを始めてください。」
と局長である近藤に向かって言った。
近藤「初めまして、俺は新選組局長をやっている近藤勇だこっちが副長の土方歳三と山南敬助」
と次々幹部を紹介してくと
土方「近藤さんなんでいろいろと教えてやってんだよあんたは」
といって副長こと土方が近藤にむかって言った。
近藤「ま、まずいのか?」と皆に聞いた。
皆は苦笑しながらも1人1人答えた。
永倉「これから詮議する相手に自己紹介は無いんじゃないのか?」
と永倉新八がいい
原田「そいゆうくそ真面目な所が近藤さんらしいちゃあらしいけどなぁ」
と苦笑しながら原田佐之助が答えると近藤は咳ばらいをしながら
近藤「さて本題に入ろう」
先程の顔は違う新選組局長の顔で緋村達の顔を見た。
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