ダス テアータ
□2幕
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『私は早朝、ボンゴレ本部へ向けて出発した
そこで、一緒にジャポーネへ行く予定の二人と合流するのだ
見送りをしてくれた、ルッス姉ありがとう
まともに見送りしてくれたのはあなただけです
ベルさんなんか窓からナイフ投げてきましたもん。ベルさんらしいけど
……このナイフ、お守りがわりに持っていこうと思います
初めての長期任務は緊張するけど………とゆうか次期ボスである沢田 綱吉様になにかあると私の首が本当に飛ぶから緊張感がぬけません(泣)
助けて、スク先輩(T-T)
「書き出しはこれでいいかな」
私は開いていたノートパソコンを閉じて、涙を拭いた←!?
この報告書を読んだスク先輩の反応が見られないのが残念だと思う
私の報告書はどうしても作文や感想文、又は日記の様になってしまうのだ
関係のない事や思った事等の私情まで書くので長いし読みにくいったらありゃしない
実際この部分は必要がないのに書いている
私の仕事は沢田綱吉達や敵の行動をボスに報告すること
でも、この直接ボスにいくはずの報告書は、いったんスク先輩のところにいき、スク先輩が簡潔に必要なところを抜き出してまとめてちゃんとした報告書にしてボスに提出される
本当はこんな駄目な部下の不始末はスク先輩じゃなくて直属の上司であるベルさんの仕事なんだけど……何が言いたいかわかりますよね?
『いつもご迷惑をおかけしてすみません』
これも報告書に付け足しておく
なんだか手紙みたいだな
その後、ボンゴレ本部に着くまでの間ベルさんから頂いた? 切れ味の良すぎるナイフの刃を危険がない程度に潰し、本来はワイヤーが通るはずの穴に針金を通して1p程の長細い小さな輪を作り、溶かして接着した(火器を使ったら運転手に怒られたよ)そしてその輪に、細い鎖を通うして……ネックレスの出来上がり♪
作ってるときに気付いたんだけどこのナイフ、私が前にデザインを褒めたやつだ
ベルさんのナイフって微妙にデザインが違う奴が多いからなー
このデザインのナイフ…たしか本数が少なくて任務の際はかならずワイヤーを付けて無くさない様にしてた筈なのに……
(渡し方はアレだけど…あのベルさんが、自分のお気に入りのナイフを私なんかに…)
なんかあるな……
素直に喜べねー
だってベルさんだからなー
私が遠い目をしていると城……基、ボンゴレ総本部に到着した
さぁ、これからが戦い←?だ
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