ダス テアータ

□1幕
1ページ/5ページ






【扉の中(任務)】





私はただ今、ボスに呼び出されてボスの執務室の前まで来ました






出来るなら……











入りたくないなぁ







目の前の、扉を見て辟易した





なんかもう、この彫刻等が施された芸術的な扉が、あの世に繋がる地獄の門に見えて来たよ…




瘴気がぶわ〜ってもれだしてきそうだよ




そういえば、ジャポーネから取り寄せたゲームのラスボスの城の扉って、こんなかんじだったな…




凄いよね、ジャポーネのゲームって……リアルだし、ストーリーもいいしさ……




だれだって思わず徹夜しちゃうよね








それにしても困ったな……













現実逃避のネタ尽きちゃったよ












この扉の向こうには、あのゲームのラスボスより、凶暴で乱暴で無愛想で冷徹無比な暴君俺様魔王がいるんだー「おい、いつまでそこで突っ立てる気だ?」か………ら?(あはははっ今なんか聞こえたよ? とうとう幻聴まで聞こえてきー―「その使い物にならねぇ耳をもぎ取ってやろうか」た…ょ……………幻聴じゃなくて、魔王様(ボス)の声だったよ)



仕方がない……



(ここは覚悟を決めるしかないか)




『あ〜〜えっと、失礼します』




カチャッ (←ドアを開ける音)



『…………』



パタンッ (←ドアを閉める音)



『……………』







(我輩、今日が命日になりそうなのであります)byジャポーネの某アニメキャラ









(なんで幹部が勢揃いしてんのさ!? 私なんかした!!?)




.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ