ダス テアータ
□1幕
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【扉の中(任務)】
私はただ今、ボスに呼び出されてボスの執務室の前まで来ました
出来るなら……
入りたくないなぁ
目の前の、扉を見て辟易した
なんかもう、この彫刻等が施された芸術的な扉が、あの世に繋がる地獄の門に見えて来たよ…
瘴気がぶわ〜ってもれだしてきそうだよ
そういえば、ジャポーネから取り寄せたゲームのラスボスの城の扉って、こんなかんじだったな…
凄いよね、ジャポーネのゲームって……リアルだし、ストーリーもいいしさ……
だれだって思わず徹夜しちゃうよね
それにしても困ったな……
現実逃避のネタ尽きちゃったよ
この扉の向こうには、あのゲームのラスボスより、凶暴で乱暴で無愛想で冷徹無比な暴君俺様魔王がいるんだー「おい、いつまでそこで突っ立てる気だ?」か………ら?(あはははっ今なんか聞こえたよ? とうとう幻聴まで聞こえてきー―「その使い物にならねぇ耳をもぎ取ってやろうか」た…ょ……………幻聴じゃなくて、魔王様(ボス)の声だったよ)
仕方がない……
(ここは覚悟を決めるしかないか)
『あ〜〜えっと、失礼します』
カチャッ (←ドアを開ける音)
『…………』
パタンッ (←ドアを閉める音)
『……………』
(我輩、今日が命日になりそうなのであります)byジャポーネの某アニメキャラ
(なんで幹部が勢揃いしてんのさ!? 私なんかした!!?)
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