〜このサイトはこんな奴らがやってるよ☆〜
深奏=
朔弥=
「どうもはじめまして!サイトの管理を朔弥に押し付けられてる深奏です。あれ?何か視線を感じる」
後ろを振り向くと
「……朔弥さんや、何やってんの;」
物陰から濁った瞳で様子を伺う朔弥が
「こっち来なさいな」
無言でブンブンと首を横に振る朔弥
「ふぅ、仕方ないな(BASARA半兵衛風)」
深奏はある物を取り出した
「ほ〜ら、骸とツナのクリアファイルだよ〜」
「………っ!!…」
(単純だね…)
さらに
「あ!こんなところにリョーマのマグカップが」
「〜〜〜っ///」
悶えている姿は不審者そのもの
(補導される前にトドメをさそうかな)
「BASARA3がー―「キシャーーッ!!!!」はい、捕獲完了♪」
奇声をあげながら飛び掛かってきた朔弥をぐわしと捕まえた深奏
「……むっ、しまった…」
暴れている朔弥は、もがいてる狸のようだ
「さっさっと自己紹介しなさい」
「襟首……放して」
「何か言った?」
「……………気まぐれと気分で駄文を書きなぐっている朔弥です…週末に「書けた〜?」と言いながら、玄関のドアを開ける深奏の笑顔が最近のトラウマになっています………編集者の才能あるよ、あの子」
「今日はテンション低いね。どうしたの?」
濁った瞳を深奏に向け
(スルーしたな)
「この世の現実という名の地獄に疲れたのだよ」
「そんなどっかの漫画の主人公の目をこっちに向けないで」
「……死んだ魚の目じゃない」
「自覚あんじゃんっ!!」
そこで初めて朔弥の無表情が崩れた
フッと笑い
「……さっきまで現実逃避をしながら黄昏れていただけだ…」
「………すみません、少しこの子の眼を覚ませてきます」(ずるずる)
大量のオタグッズを持って朔弥を引きずっていく
――10分後――
「よーし、紹介を始めるぞっ!!」
「朔弥のせいで遅くなったんじゃん」
「気にすんなっ☆」
「…………もう諦めよ」
『サイト名の由来』
「"桜椛"(オウカ)は、私達のマークからきてます」
「深奏が桜で、私は紅葉だからな」
「なので紅葉が"椛"となったのは、単に朔弥が"もみじ"を単漢字で変換したら"椛"がでてきて、「これでよくね?」と面倒くさがった朔弥が決めました」
「いや、ちゃんと考えたよ!桜は一文字だけど紅葉だは二文字だろ、だから一文字の"椛"にしたんだよ」
『紅(クレナイ)は?』
「桜は違うか…紅葉は赤色で、色にするなら紅ということで」
「紅って字が好きだから」
最後に
「本当にこんな二人がやってます!」
「……終わったんなら、帰っていい?」
「10分かけて上げたテンション、5分しかもたなかったね」
「じゃあね…弟が待ってる……」
「そのブラコン、どうにかしたら?」
「…………ブラコンじゃない……」
「嘘つけっ!! 弟の写真を鞄に入れて持ち歩いてるのは朔弥ぐらいだよ」
「……顔を忘れないように…」
「携帯に寝顔写真の画像が常に3枚以上あるのは?」
「………!…」
「弟の卒業アルバムのクラス写真に写る女子を全員、丑の刻まえりしようとしたのは?」
「………あいつが好きな子を教えないから」
「教えてもらってたら、その子に何するつもりだった?」
「…………」
「関係ない子(クラスの女子)を巻き込んじゃだめだよ」
「………あの中に好きな子がいるという情報は掴んでいる……!」
「どこで手に入れたの?」
「……アイツの友を買収した」
「なんちゅー事してんのっ!?」
「…人間、欲には勝てない…オタクなら尚更……」
「ちょっとさ、これから話し合う事がいろいろー―って!? ちょい!逃げるなーーーっ!!」
朔弥が逃亡したため、強制終了させていただきます
(将来が心配だよね)