箸を持つ指。
ボールを投げる指。
シャツのボタンを外す指。
字を書く指。


無意識に自然に、
見てしまう自分に。


気づいたのはついさっき。





「何」


自分に投げられた疑問に
何が何、なんて返す自分。


「見てんじゃん、」


いつも、そう言われて
何を、と返せず。


「何が面白れーかは、わかんねーけど」


面白くはない、確かに。
でも、他意はある。


「変態っぽい、つーか、」


おやじくさ、またあの顔。
艶っぽい、いやらしい。


「それに、気がちる」


最初の一言以外口を開かない自分に
目が向けられる。


「お前に見られてっと」


何か、含まれた言い方。
手が疲れた、頬杖を外す。


「お前ばっか、気になる」


どういう意味か、是非問いたい。
含まれた意味を、知りたい。


「なあ、」


不覚にも気づかれた。
気づかされた、その行為。


「なんで、」


視線がいくのは決まって
一人のそればかり。


「何で、見てんの?」






挑発的な目の相手を見ながら、


白くて冷たい手と絡まる指が、

とても気持ちいい、と



そんなことを思った。
























M:変態な泉くんをね、書きたいと思ってね、見事にわけわかめに…。私の中の泉くんはド変態だから、つねに脱☆マンネリだから。姉とよく盛り上がるから、泉くんがどれほど変態か。あ、「」内のは全部阿部くんです。泉くんはあのほら、最初の何が何だけ…w←

2010/01/27


[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ