※若干ネタバレ
こんなにも脆いんだと、思い知った。
三橋の腕をとるしか、それしかできなくて、何も言えずに、ただ、ただ、悔しくて悔しくて。
一つ崩れれば、全てが崩れ落ちる。ぐるぐるぐるぐる、思考が廻る。
――ああ、足が痛い
鈍い痛みがはしる。とめどなく流れる汗。
――ああ、約束したのに
田島の大きな声。西広は大丈夫だろうか。
――ああ、もう破ってしまった
悲しくて悔しくて、ずきずき痛む足が、うるさくて、
ああ、涙が出てしまう。
なんだこれ。こんなのはキャラじゃないだろ、と笑えてしまった。
息を一つ吐く。
目を擦り、頬を軽く叩く。
顔をあげる。
まだ終わっていないんだ、俺らの試合は。
今できる事を全力でやる。それが、今の俺の仕事だ。
四球に絶叫するまで、後5秒。
M:なんだろ、この駄文。うんこに拍車がかかった。← 振りの新刊と二期のため録りしてたのみたらなんか、燃えてきて。即興文でした。そしてタイトルが死語の件。
2010/06/29