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□少年よ、夢と情熱を抱け
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グラン「・・・・・・それ、サッカーに使えるのかい?」
コーマ「イプシロンのキャプテンはドリルやっとるやん」
アーク「レーザーだってなんとかレーザーとか言えばイケる!」
コーマ「パイルバンカーは・・・・・・しゃあない、ウルビダにやってもらう」
グラン「・・・・・・なんで?」
コーマ「あいつは既に胸に似たようなもん装着しとるからや!!」
アーク「知ってるかグラン、ウルビダが走るたびにあの兵器がぼいんぼいんと揺れてるのを・・・・・・。
男の目を悩殺せんとばかりに揺れてひそかに俺の視線はそこに向いているのを」
グラン「そりゃよく隣走ってるから知ってるけど・・・・・・。
って、まさか試合中そこしか見てないの?
止めてよ、ウルビダに殺されるよ」
アーク「しかしコーマ、流石にウルビダにパイルバンカーはマズイだろ。
すぐバレる、それが武器だと」
グラン「サッカーに武器の持ち込みは禁止だから」
コーマ「サッカーボールがもはや兵器なのに何を言うとる。
・・・・・・しかし確かに、ウルビダの兵器が増えるのもアレやな。 せやからてキーブもあかん。
よし、クィールや」
アーク「クィールか・・・・・・なるほど、あの寸胴の身体なら少しばかり兵器が成長しても誰も気付かないな。
まぁ仕方ない、クィールが育たなかったんじゃない、ウルビダが育ってしまったんだ」
コーマ「しかもあの髪型なら増やしてもバレへん」
アーク「完璧だ。
よし、じゃあ次。
男の憧れ、『変身』」
グラン「変身?」
コーマ「言っとくけど、グランがよーやっとる髪上にあげたり下げたりするのは別な。
あれは変身やない、単なるイメチェンや」