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□そう、彼らは思春期なのです
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グラン「ところで二人とも。
世の中には便利な技術がある」

バーン「なんだよ」

グラン「撮った写真をパズルにする技術だよ」

ガゼル「……ほう、まさか」

グラン「そのまさかさ」

ウルビダ「一体どうするのか教えてほしいな」

グラン「まずは写真をパズルにする。
次に、売る」

ガゼル「その金で父さんに安楽椅子でも買うか」

バーン「似合わねぇな。
むしろマッサージチェアだろ」

ウルビダ「なるほどな。
確かにお父様に楽をしてほしいと私も思っている。

だが」

グラン「だがって何さウルビ……………………え?」

ウルビダ「それとこれとは別だ」

レアン「バーン!
誰が、だーれーが、恥ずかしがるほども無いですって。
言ってみなさいよホラ、言ってみなさいよ!!」

バーン「てめぇいつから!」

クララ「……『ぶっちゃけ』、からよ」

ガゼル「私は何もしていないぞ」

クララ「そんなの関係無いわ。
人の身体を勝手に金銭のやり取りの道具にしようだなんて…………ご立派になったのね」

ガゼル「…………」
 
クララ「すぐに冷静さを欠くおバカのくせにそんな事をするだなんて恥ずかしいにもほどがあるわ。

この、童貞が」

ガゼル「す、すいませんナマ言ってすいませんマジで」

レアン「本当最低ッ!
そんな奴らだと思わなかった!」

ウルビダ「……いくらお父様の為とはいえ、お父様に保護してもらいそして育ててもらったこの身体をそんな使い道にするとは許せんな」

グラン「これは……その、ワケが」

ウルビダ「ふん。
悪かったな、女らしくない上に牛のように育って。
そんな私の必殺技、食らってみるか?」

バーン「おいグランお前謝れ!」

レアン「バーン、アンタ被害者面してるけど同罪よ!
悪かったわねぇ私の下着が派手で!
別にあんたの為に下着が派手なんじゃないから勘違いしないでよね!」

ウルビダ「……さて。
このような不埒な真似をお父様に報告するよりも先にしなければならない事がある」

レアン「こんの馬鹿共を、」

クララ「去勢するわ」
 
ウルビダ「……流石に去勢まではしないが、それなりに罰は受けてもらおう」








円堂「さっき誰かの悲鳴がした」

豪炎寺「気のせいだろう」

円堂「……ま、いいか。
よし皆! 今からエイリア学園に行くぞ!」

皆「オーッ!!」



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