こんなの非日常的だ!

□買
1ページ/10ページ


元就のパーカー似合うって思って髪の毛を乾かしてあげてると佐助が風呂からあがってきた。

元就、髪を乾かしてる間気持ち良さそうに目ぇ瞑ってたんだぜ…?



「涼ちゃん、上がったよ!」

『お疲れさん、じゃ〜元就は向こうな』

「……。」



無言でテレビの方に歩いていった。

幸村が佐助に無事だったか!と言い、大丈夫と言った後…
俺に入っていいかと断りもせず入って行きやがった。

アイツこの家で一番上の奴誰だか分かってんのか。

佐助は溜め息を吐いて俺の目の前に座った。



「涼ちゃん、ごめんね。
旦那、まだ上下が分かってないみたい…」

『いいよ、これから調教すりゃいいし』

「Σ調教!!?」

『うそうそ、教えなきゃな』

「ん…そうだね。
(涼ちゃんなら本当にしそう…)」



何となく考えてる事が分かる。
佐助も調教しなきゃならねーみたいだな…
ったく、主従揃ってコイツらは。

それよりも‥‥



『やっぱあれだな、髪の毛ガシガシだ』

「え?髪の毛?」

『皆サラサラかと思ったのに…
ちったァ手入れしろよ』

「涼ちゃん、俺様忍びだよ?
髪の手入れなんかしないって」

『…あぁ、忍者だっけ。
俺の首に苦無つきつけた忍者だったな』

「ぅ…」

『結構痛かった』

「涼ちゃ〜ん…」

『はは、もう水に流したよ』



そう言うと苦笑いした。

一々反応する佐助が面白くてからかってしまう。
子供に好かれそうなタイプだな。




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ