EXTREME SHORT
□秘密のパスポート〜柳生 比呂士〜
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…はぁ…( -o-)=з
放課後、私は誰もいないテニスコートを見てため息をついた。
やっぱり分かってたけど、辛いな。
真田さん厳しすぎるんだもん。
一緒に帰る→そっちが気になってしまうからNG
昼休み一緒に過ごす→ミーティングや生徒会、委員会があるので基本的に無理
日曜日のデート→月曜日に差し支えるからNG
試験期間中会う→もちろんダメ
いつ会えと言うんですかあああああ!?
「いつでも会えますよ。会おうと思えば。
悪いのはあなたが私に素直にそう口にしないことですよ。」
え?(゜ω゜?)
「比呂士…?」
「早めに生徒会の会議が終わったのですよ。」
「え、えと。」((((;°д°))))アワワワワ
「いつも我慢してたことくらい分かってますよ(笑)
そんな無理にいい子にしてなくていいんです、私はありのままのあなたに惹かれているのですから。」
「…ぅん…。」(´・ω・`)ショボーン
「しかし、困りましたねぇ…。すぐにあなたの要望に応えたいところなんですが…。
幾分生徒会も新年開けて忙しいですし
部活も新人戦を控えているので、後輩達の指導に入らないといけません。」(・ω・`)
「うん、大丈夫だよ。ごめんね?」(m´・ω・`)m
「だから、嘘はいけません。」(-○A○-)
「う゛…つぃ…。」(~-~;)
しばらく顎に手をあてて考え込む比呂士
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