自由を掲げ
□未知の土地の戦士と民
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調査兵団は新たな土地の調査に乗り出した。
それはアルミンが巨人と対峙した森の中であったことを、一言漏らしたことがきっかけであった。
「兵士でもない、僕らとおそらく違う場所に住む人間が森にいた。」
歴史上、いや現状、巨人から身を守れているのは壁の中だけであり
壁の中以外は人類の生存など考えられなかった。まずはそこを見つけることが今回の任務だ。
リヴァイ率いる調査兵団はハンジを連れて調査に乗り出した。
陣形を組み、一定距離進んだ後、陣形の真ん中で合流し、報告するという巨人の出現の可能性を踏まえて、慎重に行動した。
そして、夕方になる頃には森が見え、海が見えてきた。
海沿いの森と平野がある豊かな土地だった。
リヴァイがふと静止を命令した。リヴァイは一番右翼側の班にいた。
そして
兵士の一人に「この場所に全員召集をかけろ。」とだけ言い放った。
エレン「兵長、どうしたんですか?」
「お前にはあれが見えんのか。」
視線の先には白いワンピースのようなドレスのような格好をした
女の子が海沿いを歩いている。
ミカサ「…あんな、一般市民が。。どうして普通に壁の外を、歩いているの!?」
困惑したようにミカサは
その女の子を凝視しながら、言う。
リヴァイ「普通の人間のようだが…直接聞いた方がはえぇな。
おい、ペトラ、エレンお前らちょっとついてこい。後は他の班が集まるまでここで待機だ。」
ミカサはエレンが行くなら私も!と言おうとしたが、エレンのことになると暴走気味なミカサは連れて行けないと
リヴァイは踏んだのか黙って待ってろと命令した。