○スラダン短篇物語

□男を虜にする男
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保健室に着く頃には、風邪のほうも急激に悪化していた…

「ハァハァ…ι///」 
(ヤベぇこれ本気で熱‥‥あるかもιι)

ガラッと保健室のドアを開けたが、ソコには人の気配はない…
どうやら保健室の先生は、何か用事があって留守のようだ。

「チッ…ιまぁいいや…マジだりぃ↓熱計って寝よι」

ピピピ…ッ体温計の電子音が響く。

「マジかよっι38度…って…ιιι寝よッ」

ベットの周りのカーテンを開け、横になろうとしたがソコにはもう先客がいた…

「あぁッ?誰だ!」

聞き慣れたドスの効いた声が響く。

「徳男…?ι」

「三っちゃん!」

「…どうしたんだ?お前」

「俺はサボり…この時間、誰もいねぇからよッ三っちゃんこそ、どーしたんだ?サボり?」

「ばーか…ッ一緒にすんな俺は熱あって…ッιι」

フラぁ…

「三っちゃん!!」

ガシ…っ

三井がフラついて倒れそうになったところを、堀田が急いで抱き留めた。

「徳男ぉ…ιハァハァ…からだ熱い…」

三井は風邪で体が火照り、息も荒く、おまけに上目遣いで訴えた…

お色気3割増し…(笑)


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