○スラダン短篇物語
□七夕
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「灯りをつけましょ♪爆弾にィ〜どかッと一発、ハゲ頭ぁ五人ばやしが、死ん…」
青い浴衣を着た三井サンが笹をいじりながら妙な歌を口ずさんでいる…ιι
「ちょっと三井サンι何て歌、歌ってんスか…ι」
俺も慣れない浴衣を着て、笹に短冊を付けながら三井サンにツッコミを入れる
「え…だから、今日は七夕だろ?」
「ソレは雛祭りです…ιしかも一部地域で流行った替え歌だし…ι(小学生かッ)七夕は笹の葉さァらさら〜…♪っすよ!」
「おぉ…それそれ*゚」
「そんな事より、三井サンも何か願い事、書いたらどうです?」
俺は短冊を三井サンに差しだした
「願い事ねぇー…ιホントに叶うのか?第一、織姫と彦星って別に神じゃねぇだろー?何で、そんな力あるわけ?ι何様だ?」
「アンタ織姫と彦星に呪いでも、かけられるよ?ι」
「かけれるもんなら、かけてみろっての…」
「も〜ぉιせっかくの七夕デートなんだから、もっと純真無垢なキモチで楽しみましょうよぉ〜ι」
「七夕デートってただ、お前んちの庭に、いるだけだろーがι特にいつもと変わんねぇ…」
「変わる!!まず浴衣!雰囲気ちがうじゃんッ!」
「お前が着てこいっつったんだろ?」