poem
□50の詩
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歌う
誰かの歌が聞こえる
朗々と遠くまで広がる様な
のびのびと向こうまで透きとおる様な
そんな歌が 聞こえる
何処で歌っているのか
それは解らないけれど
何故歌っているのか
それも解らないけれど
いつか聴いた様な懐かしさ
それが込み上げてくる歌を
一緒に歌うのも 良いかもしれない
もう何も残っていないこの場所ならば
何処までも遠くへ広がって
遥かなる向こうへ透きとおる様に
誰かの耳に 届くだろう
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