紫陽花日和
□雨の日の過ごし方
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僕と櫻井君は今、櫻井君の家でソファに座って2人っきりで過ごしている。
『宮田さん…これから2人でどこかに行きますか…?』
『行かなーい』
櫻井君に寄りかかって台本を読んでる僕に櫻井君はそう聞いてきた。
『だってずっと雨降ってるじゃない。雨なら出来れば出たくないんだもん…』
『俺がずっと傘さしてますよ。相合い傘です』
『ヤーダ!!』
『(買Kンッ)』
櫻井君はそんなに雨の中、外に行きたいのかなぁ…
『無理やり外へ出なくても今櫻井君とこうやって2人で過ごしてるじゃない…。…それじゃ…ダメ…?』
『宮田さん…』
僕は櫻井君の肩に手を回して 唇に触れるだけの軽いキスをした。