薄紅秋桜
□独占欲
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俺は今、宮田さんと直純さんで夕食を食べている。
「ねぇ〜宮田ッチ〜。ぎゅう〜」
「直ちゃ…苦しいよ…」
「いいじゃん。久しぶりに会えたんだよー?」
「う…うん。僕も久しぶりに会えて嬉しい…」
「…宮田ッチ…。可愛い〜vV」
………この2人は相変わらず仲がいい…。いや良すぎだろ…!人が飯食ってる前でイ チ ャ つ く な … !
「宮田ッチ〜vあ、宮田ッチ、写真取るね。今日の日記に載せるやつ。ハイ、チーズ!」
「ぅあっ…ちょっ…」
ーカシャー
「酷いよ!直ちゃん、僕を急に直ちゃんの方に引っ張るなんて!変な顔しちゃったよ!撮り直しッ!」
「いいじゃん!はい、保存〜。宮田ッチとツーショット!」
俺の前で…(イライラ)つか俺シカトされてないか…??
2人の仲の見せつけられて、俺は嫉妬していた。宮田さんは「直ちゃんとはそんな仲じゃないよ」って俺に言ってくれたが…俺にとっては直純さんも同じ男なんだ!いつ宮田さんがとって食われるかと思うと俺は…
「はい。宮田ッチ、口開けて〜あ〜ん」
「えっ…あ…うん(パクッ)」
「おいしい?おいしい?」
「うん。」
宮田さん…。
俺が食べさせると全力で拒否するのに…。
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