紫陽花日和
□an amusement park
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「櫻井君!着いたよー」
「宮田さん…走ると危ないですよ」
「大丈夫ー! って!!子供扱いしてるでしょ!!」
「ええ」
「むきっー!!」
「はいはい。人が後ろから来てますよ。全く…宮田さんからはおちおち目を離してられませんね…危なっかしくて…」
櫻井君と僕は2人で遊園地に来ている。前回のリベンジも兼ねてね!!
既に僕弱くない…?気のせいだよね!これからこれから!!
「何に乗ろうか?」
「観覧車とか」
「えぇー!テンション下がるー!櫻井君の考えてる事分かりやすすぎ…」
「わかります?」
「わかるよ!んーじゃあ…やっぱり最初はジェットコースターだよね!僕何回でも乗っちゃうよ!」
「いや…何回も乗らなくても…ι」
「えっー。直ちゃんと乗ったら2人してまたすぐ並ぶよ?」
「直純さんと来た事あるんですか?」
「? うん。直ちゃん好きだし」
「…へぇー…」
あれ…櫻井君急に不機嫌?まぁいいや。放っておこうっと。
「あ、櫻井君!順番だよ!前〜v前〜v」
「宮田さん…最前列…ですか?」
「最前列で手放すのは基本だよ!!」
「俺は真ん中位で…」
「櫻井君…怖いの…?」
「(ピクッ)別に怖くないですよ!いいですよ!隣に乗ってやりますよ!」