薄紅秋桜
□記念日の貴方と俺の午後
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今日は宮田さんの誕生日だ。俺は宮田さんに電話をしてお寿司を2人で食べに行こうと誘った。
電話での宮田さんの声は嬉しそうで…思い出すだけでこっちが幸せになれる。
(ピンポーン)
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………………………
…? 留守か…?でも電話じゃ家にいるって…ここ宮田さんの家だよな…? ……うん、宮田さん家だ。
狽ヘっ…もしかして…中で倒れてるとか…。宮田さんが危ない…!!
「宮田さ…!」
(ゴンッ☆)
「…あれ…櫻井君…ι」
「いったぁ〜;宮田さん!急に開けないで下さいよ!」
「ゴメン…ι」
俺は頭にドアが思いっ切り当たって座り込んだ。おー痛っ…
「宮田さんが…すぐ出ないから心配したんですよ?どうし…」
「? どうしたの?」
「宮田さん…!お…シャワーでもお浴びになってたりしてたんですか!?(動揺)」
「?…うん。でも櫻井君が思ってたより早く来ちゃって…慌てて出てきちゃった」
「そ…そ…それよりも早く…!早く中に!!」
俺は宮田さんの背中を押して家の中に急いで入った。
宮田さん…バスタオル一枚で出てくるんだから…ビックリしたよ!!