薄紅秋桜
□独占欲
2ページ/10ページ
よし…俺も…
「宮田さん、はい。口開けて下さい」
「え…」
「俺が食べさせてあげます」
「…………」
「櫻井さん、邪魔しないで下さい」
「直純さんこそ、さっきから宮田さんにべたべたべたべたしすぎです」
「だって宮田ッチは俺のだもん」
…えっ…俺の…?
宮田さんは俺のだ!それとも恋人だと思ってるのは俺だけ…とか…
いやいやいや…。
「宮田さんは俺のなんです」
「俺んだよ!!だって宮田ッチと俺キスした仲なんだから!!」
「えっ…( ̄口 ̄;)」
宮田さんと直純さんがキスぅ〜!?宮田さん…嘘だと言って下さい…。
「なっ…直ちゃん!そんな昔の事…。大体直ちゃんがベッドの中でしてきたんじゃないか…!」
「だって、宮田ッチさ…キスされたのにも気付かないくらいぐっすり寝てたし…」
「だからって寝込み襲わないでよ」
「…………………」
2人はキスしてる上にベッドも共にしてる仲なのか…?
「櫻井君、誤解だからね!信じないでね!」
「宮田さん…」
もう会話も何も入ってこない…
「直純さん、これ、ここの会計。俺と宮田さん、先に帰りますんで。宮田さん、行きますよ」
「えぇっ…あっ…ちょっとーー!(ズルズルズル…)」
.