紫陽花日和
□an amusement park
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「………」
「どーしたのー?^^」
「……ぅ…」
「気持ち悪い? 少し休む?」
あれから3回、ジェットコースターに乗った。僕は凄く元気!櫻井君は反対にぐったりしてる。
さて…次は…。
「宮田さん、次はお化け屋敷にしましょう!」
「えっ…」
「次は俺に決める権利ありますよね!? ならお化け屋敷に行きましょう!」
僕は櫻井君にお化け屋敷に無理やり引きずられるように連れて来られた…
「僕絶対入らないからねっ!!」
「怖いんですか?」
「こっ…怖くないもんっ!!」
「じゃあ、入りましょうよ」
「うぅ…;;」
「…………;;」
「宮田さん、どうしました? 随分俺の腕に捕まって叫んでましたけど…?」
「…だ…!だって…あんなっ!お化けが!ばーって!急にぶら〜んって!!;;」
最初は櫻井君にベタリとくっ付いて歩いていたがお化けの怖さに我慢出来なくなった僕は櫻井君を引っ張って無我夢中で出口に向かって走り出しお化けに出会えば叫ぶ、というのを繰り返していた…らしい。
お化け屋敷なんかもう二度と入るもんかっ;;
「櫻井君、お化け屋敷に入って笑ってるんだもん!信じらんない!!」