薄紅秋桜
□記念日の貴方と俺の午後
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「宮田さん!は…早く服来て下さい…!」
しかも何で胸の所でバスタオルが結んであるんだ宮田さん!! 女の人が出て来たかと思った…!
「ごめん…迎えに来てくれたのに…ちょっと待っててね」
宮田さんはまたお風呂に戻っていった。
…宮田さん…もし来たのが俺じゃ無かったらどうするつもりだったんだろう…。絶対あんな姿…襲われるよ…………今…襲っとくべきか?
宮田さん…今…お風呂…だよな…。
俺はお風呂に向かった。
「宮田さん…」
「…ん?…あっ…ごめんね!…急いで上がるからちょっと待ってて…」
「宮田さん…!」
「狽」わぁっ!! な…何入ってきてるの!? 」
「宮田さん…!」
「ひゃあっ!」
俺は服を着たまま宮田さんを抱きしめた。
「櫻井君…濡れるよ…!濡れるって…んっ!!」
「…っは…宮田さん…っ」
「さ…櫻井君…。どうして…」
「今日宮田さんの誕生日ですよね…」
「え…うん…。でも、櫻井君がここに入っていいって事にはならないよ!!」
「…宮田さんのあの姿を見て欲情してしまったんです…」
「………っ……」
裸の宮田さんをきつく抱き締めると俺の服に顔を埋める宮田さんが可愛くて抱き締める腕に自然と力がこもる…