モンゴルで水質検査を行ってきました。その結果を報告します。
日本の水道水
総残留塩素…0
遊離残留塩素…0
総高度…50
総アルカリ度…80
ph…6.8
モンゴルの水道水
総残留塩素…0
遊離残留塩素…0
総硬度…250
総アルカリ度…120
pH…7.2
この検査結果でモンゴルの水道水に問題がある所は、総硬度と総アルカリ度の値です。
総硬度…硬度の高い水は胃腸障害を引き起こします。
また石鹸の泡立ちも悪いので日常生活への影響も大きいようです。
硬度が100mg/lまでの水は飲料水として美味です。
総アルカリ度…総アルカリ度が120mg/lを超えると配管内部にスケールが付着をしやすくなります。
また120mg/lを超える水を飲んでいると、腎臓や胆嚢、循環器系に機能障害が生じたり、リウマチになったりします。
まとめ
以上の事から、やはりモンゴルの水道水は飲むことはできません。
派遣中は毎日ミネラルウォーターが配られました。
料理にも水道水が使われているので生ものも食べれませんでした。日本人は普段は硬度の低い水を飲んでいるので硬度の高い水には慣れていないため、特に胃腸障害を起こしやすいのです。
最近では飲料水として使える水をひいている家庭もあるようです。