紅玉の瞳の少女と藍玉の瞳の少女
□プロローグ
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プロローグ
夜、それは明るい昼間と比べると
人々が恐れを抱く時間であり、昔から誰も出歩かないような夜に外へ出ると魔物や悪魔がとても美しい男や女に化け、外を出歩いている男や女を誘惑しさらい、食らうと考えられていた。
そしてそんな誰もいない森の様な
場所に佇む一人の謎の人物がいた。
その謎の人物は15、6歳くらいの少年だった。
謎の人物以外にあるのは漆黒の闇と漆黒の空そして空に浮かぶ弓のように細い三日月だけだった。
その少年の右手の人差し指には扉と扉が鎖で繋がれピエロのような顔のついたデザインの指輪をつけていた。
『これは・・・・・・賭けだ・・・!!。』
その少年は呟いた、少年は左手に持っているナイフで指輪についている扉と扉を繋いでいる鎖を引きちぎった。
『ARMよ・・・誘え、そして―――
―応えよ異界の住人!!!!。』
鎖を引きちぎられた指輪は強い光を放ちながら扉を開くと、空へ向かって一条の光を放った。
END