*long novel*
□いつもの場所で 第2話
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「アスラン、おはよう。」
「カガリ。おはよう。今日は早いな。」
「そうか?」
俺達はあの日から朝改札の前でしゃべってからそれぞれの電車に乗るようになった。
「あ、そういえば今月うちの学校の文化祭があるんだ。案内するから良かったら友達も誘って来ないか?」
「今月……何日だ?」
「え…と、18日だ。」
「18日か…予定空いてるから友達もなるべく連れて行くよ。」
「そうか、良かった。また後で集合時間とかは連絡するな。じゃあ、またな。」
「ああ。」
アスランはカガリに文化祭に誘われたことに喜んでいたが、友達もと言われたことでちょっとがっかりしていた。
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「ええー、オー女の文化祭!?」
「ああ、知り合った子に誘われたんだが、一緒に友達も連れてきてくれとその子の友達に言われたらしいんだ。」
「なるほど、だから僕達を誘ったんだね。…それよりアスランはその誘ってくれた子のことが好きなの?」
「なっ!?…なんで…////」
「だってその子のこと話してるとき、アスランすごい嬉しそうだから。」
キラがニヤニヤしながら言った。
「そんなに分かりやすいか?」
「うん、普段の無愛想な君を知っている人が見るとすごい分かりやすい。」
「で、そんな事より行くのか?」
「行くに決まってんじゃん!!」
「僕も行くよ。いとこがいるから会いに。」
「俺も行ってやらんこともない。」
今まで会話に入って来なかったイザークも行くらしい。
と、無事に(?)文化祭のメンバーが決まったのでした。
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