*long novel*

□いつもの場所で 第1話
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私は、毎日、電車で学校に通学している。途中で乗り換えもあって、その駅は、結構大きい。


そして、いつも乗り換えの時に向かいのホームにいる青年がいる。その青年は、頭が良いらしく、プラント学園の制服を着ている。


その青年は、整った容姿をしていて、周りの他校生もキャーキャー言っている。


プラント学園には、いとこのキラも通っているが、キラは勉強するような奴じゃないしなー。なのに頭いいのが不思議だ。


毎日、そんなことを思いながら、音楽を聞きながら、電車を待っている。


*******

そんなある日、私はいつも通り、乗り換えの途中で、音楽を聴きながら、歩いていると、改札を通ってきた人の波が来て、誰かのバックに音楽プレーヤーのコードが引っ掛かって音楽プレーヤーを持っていかれてしまった。


私は、慌ててその音楽プレーヤーの引っ掛かったバックを持っている人を追って声をかけた。


「あの、すいません。」


声をかけると、その人が振り返った。


「……?……何ですか?」


私は、その人を見て驚いた。その人は、いつも向かいのホームにいるプラント学園の青年だった。


「……あの…、音楽プレーヤーが……引っ掛かっちゃって…。」


カガリは、おずおずと言いながら、バックの方に指を指して、示すとようやく分かったようで、


「……ああ、すみません。」


そう彼は言った。


「いえ、こちらこそすいません。」


そういいながら、カガリは頭を下げた。


その時、電車が発車するときに聞こえる音楽が流れた。


「「あ……。」」


そして、電車は発車してしまった。


「すまない、電車、乗り遅れてしまったのは、俺のせいだよな。」

そう言って、青年は謝った。


「そんなことない……。気にしないでくれ。」


カガリは、そう言って、笑った。


「でも…、……」


「いいから。気にしないでくれ。それより、お前のほうが電車に遅れるぞ?早く行ったほうがいい。」


カガリはそう言って、立ち去ろうとするが、急に少年に腕をつかまれて、振り返ると、手に何か紙を持たされた。




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